話題とご報告

明川代表理事、韓国籍受賞者をソウルに表敬訪問 平成28年6月2日

本年5月31日から6月3日まで、当財団代表理事の明川文保はソウルを訪れ、これまでに東久邇宮国際文化褒賞を受章された韓国籍の皆様と再会し互いに近況を報告しました。また、会合の席には受賞者のご縁で韓国著名人をお招きし、当財団の褒賞事業のご紹介と将来展望から始まり、日韓歴史認識の問題や両国友好の在り方など、活発な議論を交わしました。


6月2日朝、新麗ホテルのVIPルームにて、孔魯明氏と劉鍾海氏と朝食を交えて会談しました。孔魯明氏は駐日大使を勤められたこともあり、ご記憶の方もまだ多いのではないでしょうか。
左端: 劉鍾海(유종해 ユ・ジョンヘ)受賞者、現韓国大統領政策諮問委員、
右端:孔魯明(공로명 コン・ノミョン)元韓国外務大臣

 
同日お昼頃、趙重建氏のお招きで劉鍾海氏と共に韓進グループ会長室に移動し、次の方々とお会いしました。
≪左写真≫
左手前:南時旭(남시욱 ナム・シウク) 元東亜日報編集局長、ジャーナリスト
中央 :趙重建(조중건 チョ・チュンゴン) 元大韓航空社長・会長、元韓進開発社長
右奥 :趙成圭(조성규 チョ・ソンギュ) 受賞者、延世大学校文化大学名誉教授(アメリカ文学)
≪右写真≫
左から趙重建氏、趙成圭氏です。


趙重建氏の事務所でお会いした南時旭氏(左)は、韓国でも著名なジャーナリストであり、韓国メディアの重鎮とも呼ばれています。著書の「保守勢力の研究」は中立的な観点で韓国内の政治をよく描いていると高く評価されています。


夕刻になって、趙重建氏と劉鍾海氏と共に場所をロッテホテル37階桃林の間に移し、新たに受賞者の韓準石氏、韓羲泳氏、そして元サムスン電子社長の申勳澈氏をお招きしました。
左端:韓羲泳(한희영 ハン・ヒヨン) 受賞者、元ソウル大学校経営大学学長
左2番目:韓準石(한준석 ハン・ジュンソク) 受賞者、元朴大統領秘書室 経済担当秘書
右端:申勳澈(신훈철 シン・フンチョル) 元サムソン電子社長、星友会顧問


テーブルに着く前、明川代表理事と申勳澈氏(右)の間で、共通の趣味である焼物、各々の作品の交換が行われました。


夕食を囲みながら、「漢江の奇跡」と呼ばれる韓国の経済成長、 韓国オリンピックとその後のセマウル運動、そこに関った日本の関係者とその舞台裏など、話題が尽きることはありませんでした。

歴史認識など様々な問題は残っていますが、韓国は日本に一番近い隣国であることは変えようのない事実です。同国の伝統的な文化を大切にしつつも、日本文化に敬意を抱き、これからも友好関係を維持していきたいと思われる方々がたいへん多くいらっしゃることに感銘を受けました。東久邇宮国際文化褒賞の精神が善良なる韓国民の皆様に届いているとしたら誠に喜ばしい限りです。

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