豊澤豊雄のご紹介

《東久邇宮記念賞の由来》
東久邇宮盛厚殿下の発明哲学は、「発明には、上下の貴賤はない。小発明ほど尊い、ノーベル賞を百とるより、国民一人ひとりの小発明が大切だ。うまいみそ汁を考えた人には文化勲章を与えよ」という思想だった。私はいたく感激した。
殿下に発明学会の名誉総裁に就任していただいた。
晩年に、会長だった私を招いて、「わが家の名と財産を使ってよいから、大小発明や、ユニークな善事につくされた方に記念賞を出して、顕彰してほしい」と。
 この記念賞は、その遺言によって生まれたのである。名誉顧問には、夫人の東久邇佳子様に就任していただいている。「高松宮賞、秩父宮賞とともに三大宮様賞」として親しまれている。


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《東久邇宮文化褒賞の由来》
終戦後の昭和21年、当時、衆議院議員だった私は、発明振興のため、発明振興議員連盟をつくって幹事長でがんばっていた。その時、東久邇宮盛厚殿下にお目にかかった
 科学技術庁には社団法人発明学会を設立し、殿下に名誉総裁に就任していただいた。科学技術庁の中に褒賞クラブを創設し、私が幹事長となり、35年継続した。
 褒賞クラブの中心だった方々が「あの文化褒賞は文化勲章に匹敵する賞である。これは長く讃えるべきだ。」と私の百歳記念に「文化褒賞」を復活したのである。
         
                                 東久邇宮記念会 会長
                                   豊 澤 豊 雄   謹記


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《受賞された方々》
・政界では、総理大臣、三木武夫氏。竹下登氏。中曽根康弘氏。
 東京都知事、青島幸雄氏。各地市長、議長。
・財界では、澁澤秀夫氏。生産性本部会長、郷司浩平氏。
 トヨタ自動車社長、豊田喜一郎氏。
 関東自動車㈱、林田社長。二大デパートをつくられた岡田吉郎 社長。大和精工、松井社長。東京芸術大学、齋藤仁事務局長
 アンテナ発明者、八木秀次博士。ロケットの研究者、糸川英夫 氏。ノーベル賞エザキダイードの共同発明者助手、黒瀬ユリ子氏。日本チューインガム発明者、森秋広社長。磁 力ペンダント発明者、田中正一社長。世界一マブチモーター発明者、馬淵健一社長。週刊朝日編集長、扇谷正蔵 氏。日刊工業新聞社長、白井十四雄氏。作家、遠藤周作氏。
・ユーモア界では、柳谷金五楼氏、江戸屋猫八氏、円歌師匠、桂米丸氏。
 等々有名無名の方々が受賞されています。
《受賞対象者》


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